吉野山の桜/下千本から奥千本まだ歩いた春の体験記

奈良県にある桜の名所、吉野山。
ここは日本でも有名な桜のスポットで、山全体に約3万本のシロヤマザクラが咲く場所。

山は「下千本・中千本・上千本・奥千本」とエリアが分かれていて、下から順番に桜が咲いていく。
そのため、同じ日に行っても場所によって開花状況がかなり違うのが特徴。

初めて行ったときは、ちょうどタイミングが合わず、まだほとんど咲いていなかった。
「想像では満開だね」と冗談を言いながら歩いたのも、今となってはいい思い出。

それでも毎年行きたくなるのが、この場所の不思議なところ。

吉野山はとにかく広い。
下千本から奥千本まで歩くと、想像以上の距離がある。

特に奥千本までの道のりは、かなりの坂道。
正直、体力に自信がある人でもしんどいと感じるんじゃないかなと思う。

途中で何度も「まだあるの?」と笑いながら登ったのを覚えている。

下の方でご飯を食べてから歩き始めたけれど、山を登っている途中で
「景色のいいところでピクニックしたいね」という話になった。

お店で食べるご飯もいいけれど、吉野山は景色が本当にきれい。
荷物になることを覚悟で、お弁当を持ってきても楽しそうだなと思った。

桜は、よく見るソメイヨシノのような鮮やかなピンクではなく、
少し落ち着いた色合いの山桜。

派手さはないけれど、山の景色に溶け込むような優しい美しさがある。

そして何より忘れられないのが、坂を登り切ったときの爽快感。
疲れはあるのに、なぜか気持ちがいい。

「登り切った」という達成感と、山の景色が一気に広がる瞬間。
それが吉野山の魅力のひとつだと思う。

車で行ったときはかなり早めに出発して、近くの駐車場に停めることができた。
ただ、桜のシーズンはかなり混雑するので、ゆっくり行くなら電車の方が気楽かもしれない。

電車ならお酒を飲めるのも、ちょっとした楽しみ。
たくさん歩いたあとに飲むお酒は格別。

きっとその夜は、ぐっすり眠れると思う。

毎年行っているのに、毎回違う景色を見せてくれる吉野の桜。
また来年も、登りに行きたいと思う場所。

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